寝台特急「北斗星」で函館へ(1/2)
日付 | 時刻 | 内容 |
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2014/9/10 | 10:00 | 名古屋駅発(新東名スーパーライナー4号) |
11:50 | 途中休憩:遠州森町PA | |
13:30 | 途中休憩:足柄SA | |
15:28 | 東京駅着 | |
16:00 | 上野駅着 | |
19:03 | 上野駅発(寝台特急北斗星) | |
2014/9/11 | 6:37 | 函館駅着 |
9:15頃 | 函館駅を出る | |
10:20 | 函館公園 | |
12:30 | 五稜郭公園 | |
13:50 | 五稜郭タワー | |
14:15 | 昼食:五島軒 | |
15:20 | 青函連絡船記念館摩周丸 | |
17:50 | 緑の島 | |
18:40 | 函館駅に戻る | |
22:20 | 函館駅発(寝台特急北斗星) | |
2014/9/12 | 10:15 | 上野駅着 |
12:00 | 東京駅発(東名ライナー51号) | |
18:50頃 | 名古屋駅着 |
以前からブルートレインに一度乗ってみたいという思いがあったものの、中高生だった私には時間的・金銭的制約もあり、数多くのブルートレインが乗らずじまいのまま消えていきました。そして大学生になるころ、残っていたのは「北斗星」のみという状況でした。
この列車も当時は正式な廃止の発表こそされていなかったものの、北海道新幹線の開業を控えそろそろ危ないのではという声が出始めていました。
それを聞きつけた私は、こうしてはいられないと、少ない貯金をはたいてなんとか「北斗星」に乗りに行く計画を立てたのでした。これが自分にとって初めての一人旅です。
その後北斗星は程なくして2015年3月での廃止が発表され、チケットはあっという間に入手困難となったのですからまさに間一髪だったというわけです。
「北斗星」は上野駅と札幌駅を結ぶ列車ですので、まずは名古屋から東京に向かいます。
新幹線に乗る予算はなかったので高速バスです。名古屋駅西口の高速バス乗り場へ。
東京行き新東名スーパーライナー4号。名古屋駅からほぼノンストップで、5時間半をかけて東京駅に向かいます。車種はJR東海バスの2階建てバス「エアロキング」。
乗車記は⇒【こちら】
2か所の休憩地点を経由しつつ渋滞もなく、バスは定刻通りに東京駅に到着。
東京駅。確か改修工事が終わってキレイになったばかりの頃だったかな。この辺りはさっと見て、山手線で北斗星の始発駅・上野駅へと向かいます。
上野には数分で到着。急に大雨が降ってきました。
写真はゲリラ豪雨に打たれる宇都宮線E233系。
上野駅は多くの路線が集まる一大ターミナルなので、多彩な列車が集まります。この当時は宇都宮線や常磐線の終着駅も上野でした。
上野東京ラインの開業によってその趣きもやや失われてしまった感がありますが。
もし今も北斗星が走っていたら、上野東京ラインを通って東京駅まで乗り入れていたのでしょうか。
ゲリラ豪雨により駅構内でも雨漏りしたり、排水口から水があふれたりしていました。運休とならないかと不安もよぎりましたが、幸い18時を過ぎるころには雨も小降りに。
普段見られない列車を眺めたり、駅弁を買ったりしているうちに発車時刻も近づき、発車案内に「北斗星」の文字が現れました。
翌朝6時半過ぎ、起きるころにはもう函館駅。
ところがここで問題発生。発車時刻になっても列車は動かない。
車内放送によれば、札幌周辺で「大雨特別警報」が出ており、運転を見合わせているとのこと。
再開もいつになるか分からないようで……
運転見合わせの不安の中、車内販売で朝ご飯を購入。
「北の家族弁当」という函館駅の駅弁で、ホタテ、すじこ、数の子、いかめしなど北海道らしいおかずがたくさん入っており、
それは美味しい駅弁でした。
今まで食べた駅弁で一番おいしいかも
函館駅到着から2時間強が過ぎたころ。無情にも北斗星号はここで運転打ち切りとなってしまいました。
札幌まで行く代行バスの案内もされていましたが、着くのに6時間もかかるそうなのでここで札幌はあきらめ函館観光に切り替える決断をします。
とはいっても、当時はガラケー使いでスマホもないので完全ノープランです。観光案内所でマップをもらい、予定外の函館旅行が始まりました。
函館はこんなに晴れているのに……
今思えばこの大雨も、のちの波乱の伏線だったのかも……