高速バス「新東名スーパーライナー4号」 乗車記


概要

名古屋駅を出発(10:00)

JR東海バスの昼行高速バス「新東名スーパーライナー」号は、名古屋駅と東京駅を主に新東名高速道路経由で結ぶバスです。

名古屋駅を出ると、途中休憩2か所以外は霞が関に停車するのみであり、種別は「超特急」の上を行く最上位の「直行」となります。

今日は10時発の4号で東京へ向かいます。

2階建てバスの「エアロキング」を使用するこの便は「ビジネスシート」付き3列シートというちょっとぜいたくな仕様です。

私の席は2階の左最前列の「ビジネスシート」。

これとは別に、「プレミアムシート」を備えた便もありました。こちらはさらに広く、バス1階に3席しかないその名の通りのプレミアム仕様でした。
今ではビジネスシートもプレミアムシートもなく、3列シートの便が数本あるだけのようですから寂しい限り。

見えづらいですが、こんな感じのオレンジ色の座席です。他の席より少し広めで、足元はオットマン付きなのでワンランク上の快適な旅行が楽しめます。

足を伸ばしてもこんなに余裕。隣席のおじさんもすっかりおくつろぎの様子。

バスなのにこんな座席があるんだ!

2階建てバスなので最前列は前面展望が楽しめます。

遠州森町PAへ

名古屋駅を出たバスはしばらく東名高速を走った後、三ヶ日JCTから新東名高速に入ります。当時新東名の愛知県区間は未開通でした。

その先は東京に向かってひたすら東へ。

出発から2時間弱。1つめの休憩地点の遠州森町PAに到着です。

トイレ休憩のため、15分ほどですぐ出発です。

足柄SAへ

当時の新東名の終点である御殿場JCTを過ぎるとバスは東名高速に戻り、次の休憩地点の足柄SAを目指します。

出発からおよそ3時間半で足柄SAに到着です。こちらでも15分ほどのトイレ休憩。

遠州森町と比べるとだいぶ人が多く、首都圏に近づいてきたんだなと感じます。

首都高速から東京へ

東名高速を終点まで走破したバスはいよいよ首都高速道路に入ります。案内標識の地名も、テレビでよく見る東京の地名になってきました。

渋谷、六本木、南青山……東京って感じだあ。どういうところかよく知らないけど…

出発から5時間半。無事、東京駅に到着です。

広いビジネスシートのおかげでそれほど疲れずに済みました。当時はプラス600円でこれが利用できたのですから、間違いなく乗り得ではないでしょうか。

今ではなくなってしまいましたが、JR東海バスにはぜひまたこういう上質なシートを設定してもらいたいです。5時間以上乗り続けるものなんですからね。