クジラの町・太地(1/2)


概要

タイムテーブル

日付 時刻 内容
2023/4/21 7:15頃 朝食:住よし(名古屋駅ホーム)
8:02 名古屋駅発(特急南紀1号)
12:40頃 紀伊勝浦駅着(遅延)
13:29 太地駅着
13:40頃 道の駅たいじ
14:20頃 太地町立くじらの博物館
16:10頃 いさなの宿白鯨泊
2023/4/22 8:40頃 いさなの宿白鯨発
9:10頃 道の駅たいじ
10:03 紀伊勝浦駅着
11:00 昼食:お食事処 大和
12:22 紀伊勝浦駅発(特急南紀6号)
16:10 名古屋駅着

まえがき

2019年に我が国はIWCを脱退し、商業捕鯨を再開しました。

以前からクジラ肉はけっこう好きで、これで店頭に並ぶ機会も増えるかと期待したのですが、近くのスーパーには一向にクジラ肉は出てきません。

向こうから来ないのなら、こっちから食べに行けばいい。というわけで、捕鯨の本場である太地(たいじ)を訪れることにしました。

1日目(2023/4/21)

特急「南紀」で紀伊勝浦へ(8:02)

今回の目的地である太地は、和歌山・那智勝浦の少し南にある町です。名古屋からはまず特急「南紀」号で紀伊勝浦まで向かいます。

時刻は朝7時過ぎ。まだ時間が早いので、ホームのきしめん屋さんで朝ごはんです。

「ワンコインきしめん」500円。海老天と生卵が入っていてお値打ちです。

ここは朝7時から営業しているので、こうして朝早くから出かけるときにも朝ごはんに使えてありがたい。

名駅の定番だね!

腹ごしらえも済んで、少しホームで待つと南紀号が入線してきます。

列車はここから紀伊半島をひたすら南へ進みます。

しかしながら、この日は運悪く関西線で遅延が発生しており、この列車も途中何度も足止めを食らう羽目に。

そんな列車に揺られること4時間強。新宮を過ぎると、ちょっとだけ海が見える区間もありました。

和歌山って遠いんだなあ

紀伊勝浦駅到着(12:40頃)・太地駅へ

定刻から1時間近く遅れて紀伊勝浦に到着。

特急が遅延したため接続予定の列車に乗れなかったので、30分ほど待って予定より1本後の普通列車に乗ります。

田舎駅には似つかわしくない最新鋭の電車で太地駅に到着です。

太地駅は紀伊勝浦駅からわずか2駅です。しかし列車本数自体が少ないため、この時点で予定した旅程より約70分遅れていました。

太地駅全景。2021年完成の新駅舎です。やけに立派と思ったら、防災拠点にもなっているんだとか。

ここから徒歩で「道の駅たいじ」へ向かいます。

道の駅に歩いて行くというのもなんだか変な感じです。

道の駅たいじ

道の駅たいじに到着です。ここに入るとまず目に付くのが、この青いポストです。上に手紙を抱えたイルカが乗ってます。

アップでもう一枚。ここ太地はクジラだけでなくイルカとも深い縁がある地域なんですねえ。

可愛いポスト!

予定ではこの道の駅で昼食をとることにしていたのですが、列車が遅延し道の駅への到着も遅れていたので、食事のオーダーストップ時間を超過。

ここはやむなくソフトクリームでしのぐこととし、歩きながら周辺の飲食店を探すこととします。

くじら博物館への道

道の駅たいじを出て、次はくじら博物館へ行きます。

こちらは道中にあったクジラの形をした風車。

そしてこんな大小のクジラのオブジェも。

クジラの町らしく、こういったものが随所に設置されています。

向こう側に、くじら博物館のあるくじら浜公園が見えてきました。

道中に食事処はいくつかあったのですが、やはり時間的にどこも昼の営業を終えてしまっていました。結局、お昼ご飯にはありつけなかったのでした。

おなかすいた……

くじら博物館

くじら浜公園に着きました。くじら博物館に入る前にまた青いポストを発見。

こちらはゴンドウクジラのポストです。町内にはこのようなポストが他に2か所あるそうです。一つは町役場の前(シャチ)、もう一つは太地駅前(セミクジラ)。太地駅前のポストは、よく見ると先ほどの駅舎の写真に写っていますね。

くじら博物館ではクジラについての解説や標本、捕鯨の歴史などについて様々な資料が展示されておりなかなか見応えがあります。

脳の標本。賢いといわれるイルカですが、「脳細胞の配列はまばらで、知能程度はは犬位であろう」だとか。

脳みそ!

捕鯨砲。銛を捕鯨船から勢いよく発射し、クジラを捕らえます。

別棟には小さめの水族館(太地マリナリウム)があり、水中の視点からイルカを眺めることができます。

アルビノのバンドウイルカがいました。キレイな顔してます。

屋外ではイルカやクジラのプールもあり、1日何回かショーも行われています。(写真はイルカのショー)

イルカショーをやっている施設は日本各地にありますが、クジラのショーをしているのはここだけではないでしょうか。

クジラもなかなか頭が良いようで、係員の指示をよく聞いて水面から飛び出すなどしていました。さすがに高さではイルカにかないませんが……。

イルカってお利口だよねえ

いさなの宿・白鯨に宿泊

くじら博物館から10分ほど歩き、今回のお宿「いさなの宿・白鯨」に到着です。

クジラ料理が売りの、ちょっと年季が入ったホテル。宿泊記は【こちら】

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