高知の旅・その2~足摺岬~(2/2)
出発の前にホテルの朝食をいただきます。安価なホテルなので多くは望めませんが、カツオのたたきは外さないのが好感度高し。
ホテルを出たら、中村駅でレンタカーを借り、四国最南端の地へ車を走らせます。
約1時間で足摺岬の入り口に到着。海沿いの区間ではカニが道路を渡っていたりもしました。
知らないうちに背景をぼかす撮影モードになっていたらしく、なんだかエモい写真に。ボケモードってこうやって使うんだなあ……
中浜万次郎(ジョン万次郎)像。足摺岬での漁の途中に漂流、その後米国の捕鯨船に拾われ、日本人で初めてアメリカに渡り様々なことを学んだという逸話があります。
展望台まではこんな感じの遊歩道を歩きます。
しかし、湿気もあってけっこう蒸し暑い。もう11月なのに。
展望台にたどり着くと視界が開け、眼前に一面の太平洋が広がります。この先、パラオ辺りまで陸地はありません。
高知県のもう一つの岬である室戸岬と比べると、断崖絶壁で荒々しさが感じられます。
おお~すごい!室戸岬と全く趣が違う
左の方を見るともう一つ展望台があるみたいなので、行ってみます。
なんとフォトジェニックな景色。
右端の一番高いところに、先ほどまでいた展望台があります。
11時近くなり、車が増えてきました。いつの間にか大型バスも到着しています。
近くに万次郎足湯という施設があったので、入ってみます。
太平洋を眺めながら入れる足湯でした。とてもいい景色ですが月曜の朝ということで誰もいません。少し浸かって休憩です。
ご当地の温泉むすめ、あしずり星(あかり)ちゃん。特に温泉むすめのファンということはないんですが、この手の萌えキャラを見かけるとつい目が行ってしまいます。
足摺岬も一通り見て回れたので、お昼を食べに移動します。が、当初予定していたお店には「本日貸切」の掲示が……
というわけで、代わりに「足摺黒潮市場」でお昼にします。
この地域の名物という「清水サバ」の丼をいただきます。新鮮なのでサバとしては珍しく生で食べられます。
焼サバなどではけっこう脂が多く匂いの強い魚というイメージですが、これは思いのほかさっぱりとした味。前半はそのまま、後半はお茶漬けで……美味しくいただけました。
生のサバというのを一度食べてみたかったので良かったです。
生サバうまい!
続いては「竜串(たつくし)海岸」です。
グラスボートに乗るため、船着き場近くの駐車場に車を止めます。出発まではまだ時間があったので周辺を歩いてみることに。
ほどなくしてこのド派手な建物を見つけました。「サンゴ博物館」とのことですが、廃墟化して久しいようです……
手前にある看板は、Googleストリートビューを見ると年月の経過とともに徐々に倒れていったことが分かります。
昭和48年(1973年)12月20日に「文部省指定博物館」になったらしいです。
ずいぶん手間をかけて造られています。なんだかもったいないな。
ネット情報によれば、博物館としては2007年12月に閉館となったようです。
検索していると、中に侵入し探索した強者のレポートが出てきます……
こんなところ、よく入ろうと思うなあ……
さて、時間になりましたので本題のグラスボートに乗船します。
名物の「見残し海岸」にはこれに乗らないと行けません。
グラスボートはこのように船底がガラスになっていて、海底の様子を見ながら航行できます。
この近辺に多く生息するサンゴをよく見られるようにするためですね。しかし、夏の暑さによって写真のように八かしてしまっているものも多く見られました。
しばらくして「見残し海岸」に到着です。
地形的に到達が困難で、弘法大師ですら見残したとの伝説からこう呼ばれるようです。
今日は波が高いとのことで中間地点で引き返すように指示を受けました。
波の浸食作用により、ハチの巣状に無数の穴があいた岩肌が広がっています。
なぜこんなハチの巣状に……?
こちらは「愛情の岩」。真ん中の盛り上がりをよく見ると、二人の人が抱き合っているような形に見えます。
「つづみ岩」。穴を手のひらで叩くと、ポンポンと鼓のような音がします。
「こけし岩」。基本的には岩場の中にある奇岩たちを見て回るようになっています。
道中はこのように非常に足場が悪い所が多く、気をつけて進まなければなりません。高齢者や脚が弱い人には厳しいです。
見残し海岸から少し時間があったので「足摺海洋館」「足摺海底館」に寄っていきます。足摺海底館は海上に突き刺さるような目を引く外観。
(「足摺海洋館」は写真があまり残っていなかったので省略。1時間弱で見て回れるキレイな水族館でした。)
1972年オープンの歴史ある施設。海底に向かって真っすぐ下に建っており、内部から海底近くの様子を眺めることができます。
生物の紹介のほか、本施設が当時の建築技術の粋を集めて造られたことを示す展示もありました。
この後、昨晩泊まったホテルサンリバー四万十に隣接する「サンリバー四万十物産館」でお土産を購入。
目玉として、冷凍のカツオのたたきを購入し自宅に配送してもらうよう手配しました。
中村駅に戻りましたが、まだ時間がありましたので特急あしずり号に乗り終着駅の宿毛駅まで踏破します。制服姿の女子高生も乗っており、通学にも利用されていることがうかがえました。
立派な駅ですが、辺りは静まり返っています。
特急しまんと号に乗って高知へGO。
昨日も見た顔だね?
予め買ってあった切符は中村駅までだったので、変更してもらっています。
高知駅まで約2時間……
夕食は「四万十屋」という居酒屋さんで。ここはあらかじめ決めていたわけではなく、通りを歩きながらふらっと入りました。
常連と思しき愉快なおじさんおばさんとお話ししながら、日本酒と一品料理をいくつか。写真は最後にいただいたカツオの漬け丼。
ちょっとビックリしたけど、面白い体験だった!
2日目の宿はJRクレメントイン高知です。2年前にも利用したところ。早くも定宿みたいになりつつあるな……
JRグループのホテルは基本ハズさないので、おすすめです。
3日目はホテル名物といってもいい朝定食からスタート。カツオのたたきは前回食べたので、今回は鯛を選択。
高知駅4番線から「ごめん・なはり線」の列車に乗り込みます。
地方ローカル線では割とどこでも見る顔ですね。
開業が比較的新しいこともありほとんどが高架、車窓風景も時々海が見えるくらいで特筆すべきものはない印象。
1時間強で奈半利駅に到着。昨日の宿毛駅よりは人がいますね。
終点まで乗り鉄できたのでとりあえず満足です。
珍名駅として有名な?和食(わじき)駅にて途中下車。和食というのは昔からある地名で、和食(わしょく)とは関係ないようです。
4キロにわたる広大な砂浜「琴ヶ浜」。波の音だけが聞こえる中、ぶらぶらと無心で散歩します。
月の名所でもあるそう。確かに辺りに電灯の類はありません。
広いなあ……
駅に戻るとこんな列車が。オープンデッキ列車「やたろう」です。他にもう一両青色の「しんたろう」がいます。
窓にガラスがなく、風を感じながら乗れるようになってます。
食事処に向かうため、一つ隣の西分駅まで向かいます。
西分駅から歩く町並み。ザ・地方って感じ。
さてお昼ご飯です。元々の予定は「活魚レストラン藤」だったのですが、不定休に当たってしまい入れず。
そこですぐ近くにある「シーハウス」でランチをいただきました。海岸から海に向かって突き出すように建物が建っており、眺望を売りにしたカフェレストランでした。
しかし接客してくれた若いお姉さん、ずいぶんそっけなくて元気がない。この立地、この内容のランチで1680円という価格もちょっと……いいところは眺望だけかな。
今回はランチ運がなかったな
空港でもお土産は買いますが、せっかくなので地元で有名なパン屋さんでも買い物をしました。
ここらへんから疲れてきて写真少なめ。
高知空港に戻ってきました。
17時過ぎなのでここで夕食にしてしまいます。「土佐料理 司」でカツオたたき定食。
まあそこそこ美味しかったですが。後日届いたお土産のカツオのたたきの方がずっと美味しかった。
「土佐佐賀水産」のカツオ……覚えておこう
今回は高知県の西側、足摺岬周辺を中心に旅しました。
予定にあったのに入れなかったお店が2軒もあったこと、3日目がやや持て余し気味だったことでちょっと不完全燃焼だったかなというのが正直なところ。
かといって予定を詰めすぎても大変になってしまうし、計画を立てるのは何度やっても難しい。
ついにやってきた四国最南端の地