高知の旅~室戸岬・桂浜~(2/2)


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むろと廃校水族館

続いては「むろと廃校水族館」に向かいます。かつて小学校だった建物を改装し、2018年に水族館として開館した施設です。元となったのは旧室戸市立椎名小学校で、小学校としては児童数の減少により2001年度から休校、そのまま2006年に廃校となり使われない状態が続いていたそうです。

室戸岬からは車で10分ほどで到着できます。

かつてのプールも展示水槽と化しています。

プール内ではサメ、ウツボ、ウミガメなどが飼育されてます。

ミノカサゴ。建物内では水族館らしい展示水槽が並びます。

全体的に展示室は割としっかり改装されており、思ったより廃校という雰囲気はありません。

やはりウツボもいました。

一方でこのように小学校であったことを思わせる展示手法もとられていました。跳び箱の中にアカハライモリの水槽が埋め込まれています。

かつての理科室は、瓶に入った海綿類の標本の展示スペースに。

旧手洗い場には、生き物に触れることのできる水槽が設けられていました。こちらではイセエビとナマコに触れることができます。

ナマコは最初はぶよぶよで、触ってストレスを与えると硬くなるというのを聞いていましたが、まったくその通りの反応でした。

ちょっと気持ち悪いなあ~

小学校時代の面影を残す部屋も残されています。机が過密すぎる気がしますが。

良い姿勢とは何かを示した掲示物。背筋を伸ばし、足は床につけ、机と体・椅子と体の間はこぶし一つ分空ける。

大人のみなさん、できていますか。

夕食:とさ市場

室戸からまた2時間余り車を走らせ、高知市に戻ってきました。本当にこういうところの観光にはレンタカーが欠かせませんね。

夕食は帯屋町商店街の中にある「とさ市場」でいただきます。

高知といえばかつおのたたきと言いたいところですが、今は時期ではないので「くじら定食」を注文。お刺身、竜田揚げ、ベーコンの三点セットで好物の鯨肉をしっかり食べられる満足度の高い定食でした。

もう一つ印象に残ったのは、一品料理で注文した「ウツボのたたき」。先ほど水族館でも見た、アイツです。これこそ高知でしか味わえない一品でしょう。

食感はウナギにも近いですが、脂分は少なくぷるぷるした独特のもの。見た目よりあっさりした味です。ネギ、ミョウガ、ニンニク等の薬味とともに美味しくいただきました。日本酒が欲しくなりますね。

観光客向けのお店ですがしっかり美味しいものが食べられて満足です。お値段はくじら定食とウツボたたきで3300円。

これぞ旅行の醍醐味だ!!

3日目(2023/2/9)

朝食

今回宿泊したJRクレメントイン高知の売りの一つが朝食です。

6種類ほどのお膳の中から一つ選べます。代表的なのはやはり「カツオのたたき定食」。他にはタイの刺身定食や焼き魚定食、洋食プレートなどもありました。

こちらでもカツオの代わりにハガツオが使われていました。確かにカツオとは若干味が違いますがこれはこれで美味。

桂浜

8時過ぎにホテルをチェックアウトし、最後の目的地である桂浜へ向かいます。高知駅から車で約30分です。

駐車場は広めで、労せず駐車。

広大な砂浜の向こうに太平洋を臨む高知県を代表する景勝地です。

朝で人もまばらな中砂浜を歩きます。

抜けるような青空と青い海。向こう側に見える岬は「竜王岬」といいます。

気持ちいいな~

竜王岬への道から山側を見る。

竜王岬には早高神社と海津見神社の2つの神社がありますので、とりあえずご挨拶。

桂浜水族館

一通り歩いたあとは、山側にひっそりと建つ桂浜水族館に入ります。

中央にウミガメがいる水槽があり、その周りを展示水槽が取り囲むような感じ。

ここでウミガメくんにエサやり体験ができます。エサを購入してトングで口まで持っていってやるのですが、かむ力が強く驚きます。トングをかまれたときはしばらく放してくれませんでした。

ちょっと怖くない??

そしてやっぱりウツボもいました。水槽の隅に何匹か固まっています。室戸にもいた辺り、高知といえばウツボなのか。

水槽の中じゃこんなアホ面してますが、かまれたら大怪我です。

「雄クジラの生殖器(ペニス)」の標本。人の背丈ほどもあります。

おち○ちん(直球)

少し進むと動物園ゾーンに出ます。アシカのお手入れ中。

フンボルトペンギン。

カピバラもいました。こちらを振り返って見ています。

旧・桂浜荘

坂本龍馬記念館に向かう途中、こんな施設を見つけました。

国民宿舎桂浜荘です。外観は比較的きれいですが……

入り口は閉鎖されていました。

コロナの影響による経営不振で、2021年10月から無期限休館になったとのこと。その後新たな運営企業を募り、2027年4月に再開予定と報じられています。

今後に期待……

坂本龍馬記念館

最後に高知県立坂本龍馬記念館に向かいます。桂浜駐車場から車を出し、少し山道を登ります。

坂本龍馬の生涯、ゆかりの品などが紹介されています。「最も有名な龍馬の写真」は、歴史の教科書にも載っている、台にちょっと寄りかかったような姿勢で写る彼の写真です。

龍馬の残した言葉の数々。

左側にあるのは、土佐一国のみで学べば一国だけの理論になるので、広い世界を見て天から授かった知的能力を生かすべきという彼らしい言葉です。

近江屋事件の現場となった近江屋の再現模型。靴を脱いで実際に上がることができました。

ここでは紹介しきれない展示も含めてだいたいトータル1時間くらい。

桂浜公園に建つ龍馬さんの銅像。

こちらも桂浜公園にある商業施設「海のテラス」。このときは開業直前であり、まだ営業していませんでした。

今では飲食店や土産物店が営業し、にぎわっているようです。

帰路へ

予定の場所を周り終え、しばらく砂浜をぶらぶらしていると時刻も13時近くなってきたためそろそろ帰路につきます。

高知空港でレンタカーを返却、空港内の食堂で唐揚げ定食をとり、お土産を買い込んで飛行機へチェックイン。

16:05高知発、17:05名古屋着。これにてミッションコンプリート。

地味なイメージの高知県でしたが、行ってみると名所も多く食べ物もおいしい。まだ行けていない場所も多くあり、是非再訪したい旅行先になりました。